しかし野ろばの子が人として生れるとき、 愚かな者も悟りを得るであろう。
ああ、愚かな人よ。行いを伴わない信仰のむなしいことを知りたいのか。
わたしはまた、人の子らについて心に言った、「神は彼らをためして、彼らに自分たちが獣にすぎないことを悟らせられるのである」と。
わたしは愚かで悟りがなく、 あなたに対しては獣のようであった。
また、わたしたちもみな、かつては彼らの中にいて、肉の欲に従って日を過ごし、肉とその思いとの欲するままを行い、ほかの人々と同じく、生れながらの怒りの子であった。
互に思うことをひとつにし、高ぶった思いをいだかず、かえって低い者たちと交わるがよい。自分が知者だと思いあがってはならない。
彼らは自ら知者と称しながら、愚かになり、
あなたは荒野に慣れた野の雌ろばである、 その欲情のために風にあえぐ。 その欲情をだれがとどめることができようか。 すべてこれを尋ねる者は苦労するにおよばない、 その月であればこれに会うことができる。
鈍い者は知ることができず、 愚かな者はこれを悟ることができません。
見よ、わたしは不義のなかに生れました。 わたしの母は罪のうちにわたしをみごもりました。
そして人に言われた、 『見よ、主を恐れることは知恵である、 悪を離れることは悟りである』と」。
人はいかなる者か、どうしてこれは清くありえよう。 女から生れた者は、どうして正しくありえよう。
野ろばは、青草のあるのに鳴くであろうか。 牛は飼葉の上でうなるであろうか。
彼は賢い者を、彼ら自身の悪巧みによって捕え、 曲った者の計りごとをくつがえされる。
見よ、あなたはわたしの日をつかのまとされました。 わたしの一生はあなたの前では無にひとしいのです。 まことに、すべての人はその盛んな時でも 息にすぎません。〔セラ
あなたは罪を責めて人を懲らされるとき、 その慕い喜ぶものを、しみが食うように、 消し滅ぼされるのです。 まことにすべての人は息にすぎません。〔セラ
人は息にひとしく、 その日は過ぎゆく影にひとしいのです。
伝道者は言う、 空の空、空の空、いっさいは空である。
あなたの心から悩みを去り、あなたのからだから痛みを除け。若い時と盛んな時はともに空だからである。